ピーナッツは体に悪い?!栄養・カロリーは?食べ過ぎに注意!

ザルに入った落花生 適量
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ピーナッツに対して、

ニキビができたり太ったりと

体に良くないイメージを持っていませんか?

 

しかし、近年では

とても優秀な食品だということが

明らかになってきました。

 

今回は、そんなピーナッツについて

正しい知識を学んでいきましょう。

 

なぜ優秀な食品といわれるかなどを

解説しますので、ぜひご一読くださいね。

 

 

ピーナッツと落花生の違いは?

 

ピーナッツと落花生は、

どう違うのかご存じですか?

 

どちらも良く見かける名称ですが、

一体何が違うのでしょうか?

 

ここでは、

ピーナッツと落花生の違いについて

解説しますね。

 

 

ピーナッツと落花生の違いとは?

落花生とピーナッツ

 

結論から言うと、

ピーナッツも落花生も同じものです。

 

では、なぜ呼び方が違うのでしょうか?

 

どうやら、

見た目や食べ方による違いで

呼び分けているようですね。

 

「落花生」は殻がついてあるもの、

「ピーナッツ」は殻がついていないものに

使われることが多いようです。

 

殻に入った全体を「落花生」、

殻の中にある実の部分を「ピーナッツ」

と考えるとわかりやすいですね。

 

以下にピーナッツと落花生の違いについて

まとめてみました。

 

【ピーナッツ】

・殻がついていないものに使われることが多い

・「ピーナッツバター」や「バターピーナッツ」など、加工後の食品につけられている

・すぐに食べられるよう加工されているものに多い

 

【落花生】

・殻がついてあるものに使われることが多い

・植物としての名前は「落花生」が使われている

・素焼きにしてあるものが多く、殻をむけばそのまま食べられる

 

国内生産量1位を誇る千葉県も

ピーナッツではなく、

「落花生」として紹介しています。

 

注意したいのは、アレルギー。

 

アレルギー表示で「落花生」と

表示されていることもあるので、

ピーナッツにアレルギーを持っている方は

要注意ですよ!

 

 

ピーナッツは厳密にはナッツではない?!

 

ピーナッツを「ナッツ」の一種だと

思っていませんか?

 

実は、ピーナッツは

「ナッツ」ではありません

 

まず、ナッツの定義とは

「かたい皮や殻に包まれた食用の木の実」。

 

一方、ピーナッツ(落花生)は

「土の下に育つマメ科の植物」です。

 

名前に「ナッツ」がついているのに、

なんだか意外ですが、

英語で「pea」が「豆」と言う意味なので

「ナッツのような豆」となるわけですね!

 

しかし、文部科学省が公表している

「日本食品標準成分表」では、

堅果種子類であるナッツと同じ分類に

まとめられています。

 

この食品群に属する食品は、「らっかせい」を除いて、穀類あるいは豆類以外の種子及びその製品で、植物学的には必ずしも近縁ではない。主にナッツ、種あるいは実として市販されている。「らっかせい」は、豆類であるが、脂質含量が高いため、この食品群に分類した。

引用:文部科学省「日本食品標準成分表」より

 

 

ピーナッツは健康に悪い?ウワサはウソ?ホント?

 

ピーナッツの食べ過ぎは

健康に悪いからダメ!

と言われた経験はありませんか?

 

ピーナッツは本当に

健康に悪いのでしょうか?

 

なぜそんなウワサがあるのか

原因を調べてみました。

 

 

ピーナッツの栄養成分は?

 

ピーナッツは

高カロリー食品と言われています。

 

しかし、カロリーが高いからといって、

健康に悪いと決めつけるのは待ってください。

 

実はピーナッツには、

体に役立つ以下のような栄養素が

豊富に含まれているんですよ。

 

・たんぱく質

・ビタミン

・ミネラル

・不飽和脂肪酸(オレイン酸・リノール酸)

 

また、ピーナッツの薄皮には、

ポリフェノールといった栄養素も。

 

あんなに小さいのに、

ピーナッツにはたくさんの栄養素が

含まれているのですね。

 

以下にピーナッツ(乾)と、

バターピーナッツの栄養成分を

まとめてみました。

 

【可食部100g当たりの主な栄養成分】

  小粒種/乾 バターピーナッツ
カロリー 573kcal 609kcal
たんぱく質 25.4g 23.3g
脂質 47.5g 53.2g
炭水化物 18.8g 18.3g
食塩相当量 0g 0.3g

出典:文部科学省食品成分データベースより

 

ピーナッツはカロリーが高いから食べると太る?

鏡とダイエット

 

答え↓

適量ならダイエットの味方!

食べ過ぎたら太る!

 

ピーナッツは

1粒あたり約6kcalと

確かにカロリーは高めです。

 

しかし、その成分の多くは

不飽和脂肪酸という

血中のコレステロール値を

低下させる作用のある栄養素。

 

体に良い脂質が多く含まれています。

 

カロリーが高いので

食べ過ぎると当然太りますが、

ピーナッツに含まれる栄養素は

積極的に摂りたいですね。

 

ピーナッツは

適量を食べれば、

健康にも美容にもダイエットにも

いい食品です。

 

食べる時間帯は

カロリー消費が落ち

血糖値が上がりやすい夜は控えましょう。

 

 

ピーナッツを食べ過ぎるとニキビが出来る?

鏡でニキビを気にする女性

 

答え↓

ニキビが気になるなら

煎りピーナッツを選ぶと安心!

 

ピーナッツを食べすぎると、

ニキビが出来るという話を

聞いたことはありませんか?

 

これは医師の間でも意見が分かれていて、

ピーナッツでニキビができるかどうかは、

はっきりと証明されていません。

 

一般的に販売されているピーナッツは、

油やバター、塩などで

加工・味付けされたものが多く出回っています。

 

ピーナツ自体に含まれる脂質は質のいい油なのですが、

加工することによって添加される油が

体にいいとはいえない油だったり、

糖質・塩分の摂りすぎとなったりして

ニキビの原因となっているのではないか?

という説があります。

 

ピーナッツを買うときは

ピーナッツの加工状態・原材料も

チェックしてみてくださいね。

 

 

バタピーを食べると塩分の摂りすぎ?血圧が上がる?

匙に乗った塩

 

答え↓

適量なら問題なし!

バタピーの食べ過ぎや、

他の食事&間食も味が濃いものばかりだと

食塩の摂りすぎになるかも。

 

バターピーナッツ、美味しいですよね!

 

バタピーとは、

ピーナッツを油で揚げて、

塩やマーガリンを混ぜたもの。

 

栄養成分表からもわかるように、

バタピー自体の塩分は

思ったより多くはありません。

 

だからといって

食べ過ぎは良くありませんよ。

 

塩分の取りすぎは、

血圧を上げる原因になる可能性があるのは確かです。

 

1日の食塩摂取量目安を参考にして

成人男性7.5g
成人女性6.5g

他の食事とあわせて

バランスよく食べましょう。

 

年齢ごとの詳しい食塩摂取量目安はコチラの記事で↓

 

 

もし血圧を気にしているのならば、

バタピーよりも

煎りの皮付きピーナッツを

オススメします。

 

ピーナッツの薄皮に含まれる

「レスベラトロール」というポリフェノールには

血圧を下げる効果があります。

 

また、ピーナッツに含まれるカリウムには

余分な塩分を体外に出す効果もありますよ。

 

 

ピーナッツを食べ過ぎると腹痛に?

腹痛を起こす女性

 

答え↓

食べ過ぎると腹痛を起こすことも。

 

ピーナッツを食べ過ぎは、

腹痛や下痢になると言われます。

 

それは、ピーナッツは消化が悪いため、

食べ過ぎると消化されずに

残ったピーナッツが

小腸や大腸へ押し出されるから。

 

これが、胃痛や腹痛を引き起こす原因なのです。

 

ピーナッツを食べるときは

以下のことに注意して食べてくださいね。

 

・一度に食べ過ぎない
・食べるときはよくかむ
・ピーナッツ自体の含水量が少ないため、食べるときは水分と一緒に

 

 

ピーナッツは適量なら健康にいい!ダイエットには?

 

ピーナッツは

とても豊富な栄養素を含む食物

だということがわかりました。

 

主に、以下のような効果が

期待できると言われています。

 

・生活習慣病の予防
・二日酔い防止
・血行促進
・貧血予防
・アンチエイジング

 

ではダイエットにはどうでしょうか?

 

ここでは、ピーナッツが持つ

ダイエット効果や

1日の適量について

見ていきましょう。

 

 

ピーナッツに含まれる脂質にはコレステロールを下げる働きが!

バターピーナッツ

 

脂質が多く含まれるピーナッツ。

 

しかし、その脂質の多くは

不飽和脂肪酸ということは

前述した通りです。

 

ピーナッツに含まれている

脂肪分は植物性のもので、

主にオレイン酸やリノール酸といった

不飽和脂肪酸。

 

コレステロールは

ほとんど含まれておらず、

逆にコレステロール値を下げる効果が

期待できるんですよ。

 

かといって食べすぎると

太りますので注意してくださいね。

 

 

ピーナッツは低GI食品!

たくさんの落花生

 

GIとは、食品に含まれる

糖質の吸収度合いのことで、

食後血糖値の上昇度を指数で表します。

 

食後に血糖値が上昇すると、

それを下げるため脂肪が形成されます。

 

ピーナッツは低GI食品に分類され、

その値は13-23程度。

 

低GI食品とは、GI値が55以下の食品を指し、

GI値が低い食品は

血糖値の上昇を緩やかにします。

 

そのため、ピーナッツは

脂肪がつきにくい食品と言えるでしょう。

 

ダイエット時の食べ物として

とってもオススメですよ!

 

ダイエット時に食べるなら

素煎りのピーナッツを選ぶなどして

ぜひおやつなどに取り入れてみてくださいね。

 

腹持ちがよく、お腹の調子を整えてくれる!

 

ピーナッツはよく噛んで食べれば

満腹感を得られ、腹持ちもいいです。

 

腹持ちの良さも魅力ですが、

よく噛むクセをつけるのも

ダイエットでは大切ですよね。

 

とはいえ、「クセ」ですから

早食いのクセは簡単には治りません。

 

硬いピーナッツを

よく噛んで食べるように意識していきましょう。

 

よく噛まずに食べると

消化不良による腹痛を誘発してしまうので

ご注意を。

 

そして、ピーナッツは食物繊維も豊富なので

便通改善にも一役買ってくれますよ。

 

 

ピーナッツの1日の適量は?毎日食べてもいい?

キッチンスケール

 

では、ピーナッツの1日の適量は

どのくらいなのでしょうか?

 

これは「1日に20~30粒ほど」が

ちょうど良いとされています。

 

量を守れば、

もちろん毎日食べても大丈夫

 

むしろ、毎日少しずつ食べるのが健康の秘訣です。

 

そして、間食ではなく食事に取り入れるのなら

断然朝がおすすめ!!

 

朝食にピーナッツを食べると、

午前の血糖上昇を抑えるだけでなく、

数時間後にピーナッツを含まない昼食を摂った後の

血糖も維持するという研究結果がでています。

 

参考:日本ピーナッツ協会 topics 2020.8.17 より

 

 

食べ過ぎちゃダメ!ではなく、

1日30粒までなら食べて大丈夫♪

と考えてくださいね。

 

 

まとめ

 

いかがでしたか?

 

ピーナッツは、

健康に良い栄養素が豊富に含まれた

すばらしい食物ということがわかりました。

 

しかし、高カロリーであるのには

変わりありませんので、

くれぐれも食べ過ぎには注意してくださいね。

 

特性を理解して適量を食べれば、

とても健康に良い食品。

 

普段の生活にピーナッツを

上手に取り入れてみてくださいね!

 

 

 

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