気づいたら賞味期限が過ぎちゃってた…
という経験ありますよね。
納豆だったら発酵してるからと
大丈夫な気もしますが
実は納豆も腐ります。
賞味期限が切れた納豆は
いつまで安全に食べられるのか?
実際に試した結果と一緒にみていきましょう。
納豆は腐るとどうなるの?
賞味期限と消費期限の違いとは?
賞味期限と消費期限って
同じ意味ととらえられやすいですが、
言葉を変えている意味がちゃんとあるんです。
どちらも開封する前を前提に
日付が決められているのは一緒です。
では、それぞれがどんな意味で
期限を決められているかというと、
- 賞味期限:期限まではおいしく食べることができる
- 消費期限:期限までは安心して食べることができる
としていて、
劣化のしやすさで期限が決められています。
賞味期限は、期限を過ぎたとしても
食べることはできます。
インスタントラーメンや缶詰、
ペットボトル飲料など
基本的に常温でも大丈夫なものです。
ただ賞味期限が過ぎたものは
味や品質が落ちて落ちてしまうので
かなり期限を過ぎてしまったものは
おいしくはないでしょう。
一方、消費期限は
期限を過ぎた食品を食べると
食中毒などを引き起こす可能性があるので
期限内に消費しましょうというもの。
お弁当やサンドイッチ、
ケーキ、生肉など傷みやすいもの、
冷凍や冷蔵が必要なものに記載されています。
高温多湿の場所に長時間置いていると
品質が劣化して、期限内に食べたとしても
お腹を壊すかもしれません。
ちなみに納豆は、
賞味期限として記載されていることがほとんどです。
納豆は元々腐ってる?!発酵と腐敗の違いは?
納豆は元々腐っているから
賞味期限が切れてても大丈夫!って
おばあちゃんから言われたことありませんか?
我が家は祖母も母もこれを言っていました笑
ただし、厳密に言うと、
納豆は「発酵」しているので、
腐っているとは少し違う状態なのです。
発酵と腐敗の違いを説明しましょう。
発酵とは、食材に酵母菌や乳酸菌といった微生物を加え、
その微生物の力で食材に含まれている物質を
分解させることをいいます。
食品を発酵させると
私たちには健康効果や美容効果が得られる
という嬉しい物質にしてくれるのです。
一方腐敗とは、
真菌や腐敗細菌、酵母といった微生物が
温度や水分など条件が揃うと増殖し、
その食品の中に含まれている有機物が
分解されることをいいます。
食べ物の成分が変質し、腐って食べられなくなります。
腐ったものを食べると
体内で有毒物質が発生し食中毒になるんです。
どちらも微生物が分解してるのは同じですが、
発酵は人体にいい影響を与え、
腐敗は人体に有害を与える違いがあります。
納豆は発酵食品。
大豆に納豆菌を加えてできたものになり、
私たちを健康にしてくれる食品です。
納豆は腐るとどうなるの?食べられない納豆の特徴
発酵した後も、他の微生物はもともといるので
腐敗の原因となる微生物が増殖すると
納豆も腐ります!!
それでは、納豆が腐るとどうなるのでしょうか?
見分けるポイントは3つあります。
- 食感が変わる…砂のようなジャリジャリとした食感になります。
- ニオイが変わる…アンモニア臭のようなツンとしたニオイになります。
- 糸を引かなくなる…納豆の独特な粘り気が混ぜても混ぜても出てこず水っぽくなります。
少しでもいつもと違うと感じたら
やめておくことをおすすめします。
納豆は要冷蔵!常温に置いておくと賞味期限内でも腐ることも!
納豆売り場を思い出してください。
冷蔵で売られていますよね。
腐敗は元々ついている微生物が悪さをするので、
やはり温度が高い状態の常温で置いておくと
賞味期限内でも腐ることがあります。
納豆は10度以下の保存が
望ましいとされています。
10度以下でなら常温は可能になりますが、
日常ではまず難しいですよね。
買い物をしたら
なるべく早く冷蔵庫に入れましょう。
納豆の賞味期限切れはいつまで大丈夫?
賞味期限は
期限を過ぎてもある程度は食べられる
と言いましたが、
納豆も腐ることはあります。
賞味期限が過ぎたら
だいたいいつまで食べられるのかが
気になるところですよね。
以下で具体的に見ていきましょう。
あくまでも一般的な目安ですので、
自己判断でお願いします。
記事内で「大丈夫」と書かれていても
食べてみて違和感を感じたら
すぐ食べるのは止めてくださいね。
賞味期限が切れて2日~3日なら大丈夫
納豆の場合賞味期限が
2~3日切れてても食べて大丈夫でしょう。
多少匂いが強くなったり、
豆の色が濃くなったりしますが
問題なく食べられます。
あくまで冷蔵庫で保存していた場合になりますので、
常温で置いていた時間が長かったりした場合は
腐敗が進んでいると思うので
変化をよく見てからにしましょう。
賞味期限が切れて5日・1週間・10日経っていたら?
さらに過ぎていたらどうでしょうか?
期限を過ぎて5日~1週間ほどなら
食べても大丈夫な場合がほとんどです。
色が濃くなったり、
食感が少しシャリシャリに変わっていたり
という変化があるかもしれません。
まだ食べても害はないものの、
賞味期限内に食べる場合と比べると
おいしさは低減してしまいます。
10日を過ぎると
ちょっと食べるかどうか悩むところ。
色が濃くなったり、
納豆の乾燥が進んで
硬くなっているかもしれません。
粘り気が弱くなっている場合は
納豆菌が弱まり、
他の雑菌が繁殖していますので
お勧めしません。
賞味期限をあまり気にされない方は
10日過ぎてても食べていますので、
食べられないことはありません。
10日を過ぎたら
納豆の状態をよく確認して、
自己判断で食べましょう。
胃腸の強さに自信がない人は
やめておいた方がいいかと思います。
賞味期限が切れて2週間・1ヶ月なら…
納豆の賞味期限が2週間過ぎると、
シャリシャリ食感、
アンモニア臭のようなニオイ、
粘り気がない
水っぽさがある
などの変化がさらに強く感じられます。
こうなってきたら
さすがに食べるのは難しいでしょう。
茶色くドロドロしているようでしたら、
腐敗がかなり進んでますので
食べないほうがいいです。
またカビが生えていることもあります。
カビがあれば即捨てましょう。
1ヶ月過ぎたとなれば、
さらに腐敗が進んでいます。
まず食べられないと思って下さい。
高確率でカビが生えていますので
食べないようにしてください。
賞味期限切れしそうなら冷凍保存も可能
賞味期限が切れそうだなと思えば、
納豆は冷凍保存も出来ます。
せっかく買ったのですから、
おいしく食べたいですよね。
冷凍すれば腐敗は進まないので安心です。
解凍する際は、
食べる半日くらい前に冷蔵庫に戻してきましょう。
通常より少し豆が柔らかくなることもありますが、
美味しく食べることができますよ。
電子レンジなどで解凍すると
品質が低下するので、
美味しく食べるなら自然解凍がおすすめです。
実際に賞味期限切れ5日・10日の納豆を食べてみた!
賞味期限切れの納豆はどう違うのか?
実際に試してみました笑
筆者は賞味期限切れ納豆を
食べたことがあると言っても
たぶんせいぜい3日後くらいです。
(基本的に納豆がそんなに余ることがない)
まずは期限3日前の納豆です↓
上が開けた直後、
下は50回混ぜた後の写真です。
ごくごく普通ですね!
おいしい♪
次は期限切れ5日後です↓
見た目もニオイも特に変化を感じません。
食感は期限前のものよりやわらかいかな?
乾燥は気になりませんでした。
味はなんかいつもと違うような…?
でもさほど気になりません。
最後は期限切れ10日後↓
開けて表面のシート?を剥がすときに
ちょっとギクッとしたですが、
シートと接している部分の納豆の表面が
濡れている感じが…
あれ?
納豆が水っぽくなるってこういうことかな…?
違うよな??
冷蔵庫から出してすぐ開けたから
結露でもないし。
とりあえずニオイでの違いはわからない。
混ぜてみて
粘り気少ないならやめる
粘り気出るなら食べる
ってことにして混ぜ混ぜ50回。
問題なさそうってことで実食。
結論から言うと
おいしくはない。
食感も味も
明らかに期限内の納豆と違いますね笑
やわらかくて、味もなんか違う。
味は形容できないけど、
まぁおいしくはない。
という訳で実際に食べてみた結論です。
- 私なら食べるのは5日後までかな
- 今回は乾燥や豆の色の変化はあまりわからなかった
- 食感や味の違いの方がわかりやすい
- 納豆は賞味期限内に食べるのがおいしい!!
まとめ
少しなら賞味期限を過ぎて食べても
身体には害はなく大丈夫でしたね。
ですがおいしく食べるのが一番ですので、
なるべく食べれる量を買うか
冷凍を上手に使うと良いですよ。
もし、賞味期限が切れた納豆を食べる場合には、
納豆の状態をよく見て判断してくださいね。
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