魚肉ソーセージは健康に悪い?子どものおやつには?

まな板の上の魚肉ソーセージ コレ、いつから?
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魚肉ソーセージはお好きですか?

 

 

そのまま食べても

料理に使っても美味しい魚肉ソーセージ。

 

お弁当のおかずや

子どものおやつとしても最適ですよね。

 

近年では、美味しくてヘルシーなことで

海外での人気も高まっています。

 

今回は、そんな魚肉ソーセージについて

解説しますね!

 

この記事なこんな方にオススメです!

 

・魚肉ソーセージの栄養について知りたい
・魚肉ソーセージは健康に悪いの?
・乳幼児に与えても大丈夫かわからない

 

魚肉ソーセージ(ギョニソ)の良いところ

 

一般的にソーセージとは、

牛や豚、鶏などの肉に香辛料を混ぜて

腸に詰めたものをいいます。

 

それに対し「魚肉ソーセージ」とは、

その名の通り魚のすり身を使った

加工食品を指します。

 

最近は「ギョニソ」などの愛称や、

フィッシュソーセージと呼ばれていますね。

 

魚から作られているし、

なんだか体に良さそうなイメージが

ありませんか?

 

それでは、魚肉ソーセージの持つ栄養素を

一緒に見ていきましょう。

 

 

魚肉ソーセージは肉のソーセージより低脂質・高たんぱく!

カットされた魚肉ソーセージ

 

魚肉ソーセージは、

良質なたんぱく質が豊富に含まれています。

 

そのため、筋力トレーニング中の

栄養補給にピッタリの食品といえるでしょう。

 

また、低カロリーかつ低脂質なので、

ダイエット中のおやつにも向いていますね。

 

ただし糖質に関しては

肉を使用したソーセージに比べて、

やや多めなので注意が必要です。

 

魚肉ソーセージと、

肉類を使用したソーセージの

栄養成分比較を下記にまとめました。

 

商品を選ぶ際の参考にしてみてくださいね。

 

(100gあたり) おさかなの
ソーセージ
まるちゃん
ソーセージ
シャウエッセン 香薫
カロリー 176kcal 120kcal 325kcal 335kcal
たんぱく質 9g 7.7g 12.4g 10.2g
脂質 9.3g 3.3g 29.3g 31.7g
炭水化物 14.1g 15g 2.9g 2.1g
食塩相当量 1.9g 2g 1.9g 1.7g

 

 

ギョニソはそのままでも食べられる!

魚肉ソーセージ

 

魚肉ソーセージは調理しても、

そのまま食べても美味しく食べられます

 

また開封前のものであれば、

賞味期限が製造日から90日ほどに

設定されていることが多く、

さらにほとんどの商品が常温保存が可能です。

 

そのため、手軽に持ち運びできるのも

メリットのひとつ。

 

小さなお子さんのお出かけ時の

おやつとしても便利ですね。

 

もし持ち歩くなら、

包装フィルムにも注目です。

 

魚肉ソーセージといえば、

赤やオレンジのフィルムに

包装されたイメージがありませんか?

 

このフィルムがはがしにくい商品もあるため、

簡単に手ではがせる商品を選ぶのがオススメ。

 

開封後は、冷蔵庫に入れておけば

2〜3日は日持ちしますが、

なるべくすぐに食べてくださいね。

 

 

カルシウムやDHAなどの栄養機能食品が豊富!

DHAイメージ

 

魚肉でできているので、

カルシウムやDHA・EPAの栄養素も

豊富に含まれています。

 

これらの栄養が多く含まれた

特定保健用食品(トクホ)のマークがついた

商品も数多く発売されています。

 

DHA(ドコサヘキサエン酸)

EPA(エイコサペンタエン酸)とは、

青魚に多く含まれている

不飽和脂肪酸のことで、

人の体内でほとんど作ることができない

必須脂肪酸の一種です。

 

中性脂肪を下げる役割もあり、

積極的にとりたい栄養成分のひとつですね。

 

また、骨や歯を形成するのに重要な

ミネラルのカルシウムも多く含まれています。

 

これらのことから、

不足しがちな栄養素を補うのに

最適な食品といえるでしょう。

 

 

魚肉ソーセージは体に悪い?その理由は?

 

前述のとおり、健康に良い栄養素が

豊富に含まれている魚肉ソーセージ。

 

しかし、一方で魚肉ソーセージは

体に悪いとの声もあります。

 

なぜ体に悪いといわれているのでしょうか?

 

ここからは、魚肉ソーセージに含まれる

塩分や添加物について解説しますね。

 

 

塩分が多いから

匙に乗った塩

 

魚肉ソーセージが

体に悪いといわれる理由のひとつに

「塩分が多い」ことが挙げられます。

 

100gあたり約2gの塩分が含まれており、

魚肉ソーセージ1本70gとすると塩分1.4g。

 

これは、成人男性1日の

塩分摂取量7.5gの1/5に相当します。

 

子どもの場合は

年齢や体格により異なりますが、

1本で1日の30%ほどを摂取したことに。

 

塩分のとりすぎは、

高血圧症や腎機能の低下に

つながる危険性があります。

 

このことから、

大人でも1日1本までにして、

2本以上は控えた方が良いでしょう。

 

魚肉ソーセージの食べすぎには

くれぐれも注意しましょう!

 

 

 

 

発がん性を疑われている添加物が入っているから

 

魚肉ソーセージには

危険性が疑われている添加物が

含まれているものもあり、

それらも体に悪いと言われている理由です。

 

主に、

・タール系色素

・亜鉛硝酸ナトリウム

・リン酸ナトリウム

といった添加物です。

 

まずは、見た目を良くするための

「タール系色素」と呼ばれる着色料。

 

「赤色102号」や「赤色106号」といった

着色料が使用されている場合があります。

 

赤色102号(New Coccine)

(前略)
動物実験によれば、発がん性は認められなかったものの、肝機能低下や赤血球の減少がみられたという報告があり、また、子供にジンマシンを起こさせる合成着色料だといわれています。アメリカやカナダは、このタール色素を食品に使用することを禁じています。

引用:和食と健康|合成着色料・タール色素より

 

赤色106号(Acid red)

(前略)
肝機能障害や発ガンの疑いが払拭できないため、外国ではアシッドレッドを食品添加物として許可していません。 これを食品用として認めている国は日本だけです(Food Red No.106)

引用:和食と健康|合成着色料・タール色素より

 

また、亜硝酸ナトリウムにも注意が必要です。

 

亜硝酸ナトリウムは、

発色を良く見せるために使用されており、

大腸がんを誘発する可能性もあるそうです。

 

そして、食感を良くするために

使用されているリン酸ナトリウム。

 

健康な人だと過剰分は

尿として排出されるため、

危険度は高くない添加物と言われています。

 

しかし、過剰に摂取しすぎると

腎臓に負担がかかり、

カルシウムの吸収を妨げてしまいます

 

カルシウムをとるために食べていたのに、

骨粗鬆症になってしまう可能性も。

 

食品メーカーによっては、

着色料にトマトリコピンなどの

植物系色素を使用したり、

保存料を使用したりしていない商品も

発売されています。

 

購入するときには

必ず原材料をチェックしましょう。

 

 

魚肉ソーセージはいつから?1歳の子にあげても大丈夫?

 

子どものおやつに

最適なイメージの魚肉ソーセージ。

 

無添加のものを選んだり、

1日に与える量に気をつければ

大丈夫なことはわかりました。

 

手軽に魚の栄養をとれるので、

魚嫌いなお子さんでも

食べてくれるなら嬉しいですよね。

 

では、赤ちゃんには

何歳から与えて良いのでしょうか?

 

 

目安は1歳6カ月くらいから。必ずしも食べさせる必要はない

子どもの横顔

 

魚肉ソーセージを与えても良いとされる

赤ちゃんの年齢は大体1歳6カ月

 

離乳完了期といわれる頃ですね。

 

ただし前述したとおり、

市販されている魚肉ソーセージには、

塩分や食品添加物が

多く含まれているものもあり、

注意が必要です。

 

「無添加」のものを選ぶか、

添加物が控えめなもの、

塩分が少なめの商品を選びましょう。

 

1回に与える量は15gほど

目安にしてください。

 

のどにつまらせる危険もあるため、

小さくカットすることも大事ですよ。

 

また、初めて与える際には

食物アレルギーにも要注意です!

 

原料の魚がカニやエビを食べている可能性や、

卵が使われている場合もあります。

 

平日の日中など、

医療機関にすぐ行ける時間帯に

与えるようにしてくださいね。

 

魚肉ソーセージは、

赤ちゃんに必ず与えなくてはいけない

食べ物ではありません。

 

可能なら

食べ始める時期をなるべく遅らせましょう。

 

 

子どものおやつにおすすめのギョニソは?

塩分控えめの子ども用魚肉ソーセージ

※画像は公式ホームページからお借りしています

 

子ども用の魚肉ソーセージなら

優しい味付けで、1本が短く作られているので

塩分の摂りすぎにならず安心です。

 

このアンパンマンおやつソーセージの

栄養成分は以下の通りです。

 

【1本(14g)あたりの栄養成分】

エネルギー 28kcal
たんぱく質 1.3g
脂質 1.7g
炭水化物 1.8g
食塩相当量 0.2g

 

【原材料】

魚肉(たら)(国産)、植物油脂、結着材料(コーンスターチ、大豆たん白)、砂糖、食塩、野菜パウダー(かぼちゃ、にんじん、ほうれん草)、DHA含有精製魚油、玉ねぎエキス、ブドウ糖、ラード、チキンエキス、香辛料、ポークエキス/加工でん粉、炭酸Ca、調味料(アミノ酸等)、香辛料抽出物、香料、V.D、(一部にごま・大豆・鶏肉・豚肉を含む)

 

 

こちらの商品はAmazonなどのネット通販だけでなく、

アカチャンホンポやイオンなど

実店舗でもよく売っているので

買いやすいのもポイントですね。

 

 

無添加魚肉ソーセージ

 

無添加の魚肉ソーセージといえばコチラ↓

別所蒲鉾店のおさかなソーセージです。

ただし、注意点が2つ。

 

1つ目はこのギョニソは

要冷蔵商品であること。

 

もう1つは

子ども用の商品ではないので

塩分や1本あたりの量が多いこと。

味付けは子どもにはちょっと辛いかもしれません。

 

1本まるごと食べるのはおすすめしません。

食べる量は大人が調節してあげてくださいね。

 

【1本(45g)あたりの栄養成分】

エネルギー 60kcal
たんぱく質 3.6g
脂質 1.9g
炭水化物 7.0g
食塩相当量 0.8g

こちらのホームページ掲載の100g当たりの栄養成分の画像から計算しています。
(割り切れない数字は四捨五入しています)

 

【原材料】
魚肉(たら、エソ、タイ、その他)、ばれいしょでん粉、菜種油、砂糖(甜菜糖)、かつお節エキス、食塩、ゴマ油、こしょう

 

 

まとめ

 

高たんぱくで低カロリーな魚肉ソーセージ。

 

美味しくカルシウムやDHAなどの

栄養素もとれる、魅力の高い食品ですよね。

 

しかし、商品によっては

塩分や添加物などの影響を受ける可能性も。

 

食べすぎなければ体に良い食品なので、

量や原材料に注意しながら、

美味しく安全に

取り入れていきたいものですね。

 

 

 

 

 

 

 

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