クリスタルガイザーは体に悪い?軟水・硬水どっち?

食べ物

 

ミネラルウォーターの定番のひとつ

「クリスタルガイザー」。

 

昔からあるミネラルウォーターなので、

愛飲している方や、

飲んだことがなくても

見かけたり知っている方は多いはず。

 

そのクリスタルガイザーが

体に悪いといううわさが

あるのはご存じですか?

 

今回はそのうわさの真相について

解説していきます。

 

クリスタルガイザーの成分や

キャップの色の違いも紹介するので、

ぜひ最後まで読んでみてくださいね!

 

 

クリスタルガイザーが体に悪い・やばいと言われる理由は?

 

クリスタルガイザーは、

なぜ体に悪いと言われているのでしょうか?

 

水は毎日口にするものなので、

安全性が気になりますよね。

 

ここでは、

クリスタルガイザーが体に悪い・やばいと

言われている理由について、

一緒に見ていきましょう。

 

 

採水地によってはヒ素を含んでいるから

 

まずひとつめに

「クリスタルガイザーには

ヒ素が含まれている」

といううわさから。

 

日本で買えるクリスタルガイザーは、

2カ所の採水地から採られています。

 

それが「マウント・シャスタ水源」と

「オランチャ・ピーク水源」。

 

どちらもアメリカの水源地です。

 

そして、このうちの「オランチャ産」に、

微量のヒ素が含まれていることが

わかっています。

 

体に悪いとうわさされているのは、

このことからでしょう。

 

とはいっても、

含まれている量は極少量なので

体への影響はありません。

 

ミネラルウォーターのヒ素含有量は、

1リットルあたり0.05mg以下と

成分規格で定められているのですが、

オランチャ産のクリスタルガイザーの含有量は

1リットルあたり0.0029mgと微量です。

 

ちなみに、

シャスタ産のクリスタルガイザーには、

ヒ素は検出されていません。

 

 

過去に異臭による自主回収をしたことがあるから

 

過去(2008年)に

異臭がする」と騒ぎになり、

約800万本を自主回収するという

出来事がありました。

 

 

原因は明らかになっていませんが、

夏場の保管時に倉庫内の

においが移ったのではないかとのこと。

 

このことがあってからは、

企業側は、保管に

より気を遣っていると思いますが、

まだこのときの印象を

払拭できないでいるのかもしれませんね。

 

 

放射性物質の心配をされているから

 

「放射線物質が含まれているかもしれない」

といううわさもささやかれているようです。

 

これは、2カ所の水源地がある

アメリカ西海岸カリフォルニア州の近くで、

過去に核実験が行われていたことから

生まれた話のようですね。

 

しかし、日本販売をしている大塚食品では、

定期的に放射能検査を徹底して行っており、

安全性は保障されています。

 

放射線の危害はないので、

安心して飲める水と言えるでしょう。

 

 

水が合わず、おなかを壊す・下痢をする人も一定数いるから

 

クリスタルガイザーの水質が合わず、

おなかを壊す人も一定数いるようです。

 

x.com

 

普段飲んでいる水と成分が違う水を飲むと

胃腸に負担がかかってしまい、

おなかを壊してしまうことがあります

 

これは、水に含まれている

マグネシウムが関係しています。

 

マグネシウムは、

便秘薬にも使用されている成分。

 

硬度の高い水として有名なコントレックスも

マグネシウムが豊富に含まれていますよね。

 

クリスタルガイザーは海外産ですが、

どちらかというと日本の水に近い

硬度の水なので、

普段と同じ感覚で飲むことができます。

 

しかし、それでも

体に合わない人がいるということですね。

 

水自体の安全性には問題ないので、

どうぞ安心してください。

 

 

クリスタルガイザーの青キャップ白キャップの違い!おすすめは?

 

クリスタルガイザーには

ボトルのキャップに

青と白の違いがあるのをご存じですか?

 

ここでは、キャップの違いや、

どちらがおすすめかを紹介していきます!

 

 

クリスタルガイザーは硬水?軟水?

 

まずは、クリスタルガイザーの

採水地で分けた成分表をご覧ください。

 

100mlあたり(硬度以外) シャスタ産 オランチャ産
ナトリウム 1.13mg 1.91mg
カルシウム 0.64mg 2.24mg
マグネシウム 0.54mg 0.27mg
カリウム 0.18mg 0.26mg
バナジウム 5.5μg
ヒ素 0〜0.00029mg
硬度(1Lあたり) 38mg/L 67mg/L

 

硬度は、

1リットルあたり120mgより小さければ軟水、

大きければ硬水と区別されています。

 

シャスタ産、オランチャ産ともに

120mgを下回っているので、

クリスタルガイザーは

「軟水」ということですね。

 

同じ軟水でも、

オランチャ産よりシャスタ産の方が

硬度が低いので、

口当たりがまろやかに感じるでしょう。

 

 

ちなみに日本の水道水も

ほとんどの地域で

硬度は75mg/L以下です。

50mg/L以下の地域も多数あります。

 

日本国内でも

地域によって硬度は変わります。

少し古いデータになりますが、

こちらの地図を見てみるとおもしろいですよ。

 

 

 

WHO(世界保健機関)の「飲料水水質ガイドライン」より
軟水 0〜60未満(mg/L) クリスタルガイザーシャスタ産
南アルプスの天然水
森の水だより など
日本の水道水
中軟水 60〜120未満(mg/L) クリスタルガイザーオランチャ産
ボルヴィック など
日本の一部の水道水
硬水 120〜180未満(mg/L) 成羽の水
ハイランドスプリング など
超硬水 180以上 エビアン
コントレックス など

 

 

シャスタ産がおすすめ!正規輸入品なら100%シャスタ産

 

これまでのことから、

クリスタルガイザーは、 

硬度が低くヒ素の検出もされていない

シャスタ産がおすすめ!

 

では、どうすれば

シャスタ産が選べるのでしょうか?

 

見分けるポイントは、主に2つあります。

 

①輸入者の表示
②ラベルの山のイラスト

 

輸入元に「大塚食品」と

記載されているものは、

正規輸入品で100%シャスタ産です。

 

カタカナで「クリスタルガイザー」と

表記してあり、

ラベルも日本用になっています。

 

スーパーや自販機で購入できるものは、

基本的にシャスタ産。

 

輸入元の記載がないものは、

並行輸入品であり、

オランチャ産である可能性が

高いと言えるでしょう。

 

また、ラベルの山のイラストでも

見分けがつきますよ。

 

シャスタ産は中央に山があり、

オランチャ産は山並みの

イラストになっています。

 

水源地の山の絵なのかもしれませんね。

 

 

青キャップ白キャップの違いはボトルの違い!産地ではないよ!

 

クリスタルガイザーには

ボトルのキャップが

青と白で違うことがあります。

 

青キャップはシャスタ産で、

白キャップはオランチャ産

という話もあり、

確かに以前までは

この方法で見分けられたようです。

 

しかし、最近では

正規輸入品のシャスタ産でも

白キャップを見かけるようになってきました。

 

これは、産地の違いで

キャップの色を分けているのではなく、

普通のボトル(青)か

エコボトル(白)かで区別しているからです。

 

大塚食品ホームページでも解説されていますよ。

(「クリスタルガイザーについて」の部分を参照ください)

 

コスト削減&環境への配慮のため、

輸入元の大塚食品でも

白キャップ(エコボトル)の

シャスタ産が増えていくかもしれません。

 

このことから、

どちらの産地なのかは、

キャップの色で判断せずに

ラベルを見て採水地を

確認する必要があるということです。

 

もちろん、前項でお伝えしたとおり、

輸入元に「大塚食品」と明記された

正規輸入品であれば、

100%シャスタ産ですよ。

 

 

Amazon・楽天で購入時は産地を選べないこともあるので注意

 

Amazonや楽天などの通信販売で

クリスタルガイザーを購入する際、

お店によっては産地を

選択できないことがあるので注意が必要です。

 

希望の産地を選びたい場合は、

商品画像だけで判断せず、

商品説明欄に産地の記載があるか

しっかり確認しましょう。

 

また、安い値段で売られているものは、

並行輸入品(オランチャ産が多い)のものが大半なので、

ひとつの判断基準にしてみてくださいね。

 

 

クリスタルガイザーは2022年7月現在販売終了していません

 

クリスタルガイザーと並んで有名だった

海外産ミネラルウォーターの

「ボルヴィック」。

 

このボルヴィックは、

キリンビバレッジが輸入販売していましたが、

2020年末で日本での販売を終了しました。

 

理由は、

契約会社との契約が満了したから。

国内での販売数が減少していたので

契約を更新しなかったようです。

 

その後は、

国産の自社ブランド天然水に

注力しています。

 

一方でクリスタルガイザーは、

売上を順調に伸ばしており、

2022年7月現在も販売を終了してはいません。

 

同じ海外製のミネラルウォーターということで

情報が混ぜこぜになってしまいますが、

クリスタルガイザーは販売終了していませんので

ご安心を。

 

クリスタルガイザーは

飲みやすく日本の消費者に

受け入れられている商品なのですね。

 

 

まとめ

 

今回は、クリスタルガイザーの

暗いうわさの真相や、

産地の違いなどについて紹介しました。

 

確かにオランチャ産のクリスタルガイザーに、

ヒ素が検出されたのは事実ですが、

ヒ素は、魚介類や昆布、ひじきなどにも

極微量含まれており、

自然環境中に広く存在するものです。

 

オランチャ産であっても、

安全が確認されている水なので、

安心してくださいね。

 

しかし、いくら微量とはいえ、

不安になる方や

小さなお子さんに与えたくないと

思う場合もありますよね。

 

そんなときは、

ヒ素の含まれていないシャスタ産を

選ぶと良いでしょう。

 

クリスタルガイザーを購入する際は、

ぜひ産地を確認してみてくださいね。

 

 

 

 

 

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