フレンチトーストを一晩漬けこむのは危険?食中毒を防ぐには?

食べ物

 

子どもも大人も大好きなフレンチトースト。

 

長時間浸けることで

卵液がパンによく染み込み、

ふわふわ、ぷるぷるの仕上がりになります。

 

前日に漬け込んでおけば、

あとは焼くだけだから

忙しい朝にも助かりますよね。

 

でも、一晩漬け込むのは危険って知ってましたか?

 

正しい方法で作らないと、

食中毒が起きる可能性があるのです。

 

今回は

フレンチトーストをおいしく食べるために

正しい作り方や時短技をご紹介します。

 

 

フレンチトーストをひと晩浸しておいて大丈夫?

 

フレンチトーストをひと晩浸しておくと、

食中毒を起こす危険性があるといわれています。

 

しかし、それは間違った作り方や保存

作ってしまった場合のみです!

 

正しい方法で作れば問題ありませんので、

以下のポイントをしっかりおさえておきましょう。

 

 

新しい牛乳や卵を使う

 

フレンチトーストの主な材料である卵と牛乳は、

食中毒を引き起こしやすい食材の一つです。

 

特に、卵の殻には食中毒の原因である

「サルモネラ菌」が付着しています。

 

サルモネラ菌は加熱することで死滅しますが、

より安全に食べるには、

新鮮な卵を使用することが必要です。

 

また、買ってきたばかりの卵でも、

ひびが入っていたら

鮮度が落ちていますので気を付けてください。

 

牛乳も、開封したものは鮮度が落ちています。

 

開封して日が経っているものは

使用しないようにしましょう。

 

 

清潔な密閉容器で作る

 

フレンチトーストで使用する溶き卵は

菌が非常に繁殖しやすいため、

漬け込む容器にも注意が必要になります。

 

漬け込む容器のポイントは2つです。

 

  • 清潔
  • 密閉できるもの(空気がなるべく入らない)

 

汚れの付いた容器を使用してしまうと、

その汚れが混ざることで、

卵の中にいる菌の増殖を早めてしまいます。

 

また、空気に触れるのもNG!

食材は空気に触れることで菌が増殖していきます。

 

フレンチトーストを漬け込むときは

清潔な密閉容器を使用しましょう。

 

お皿やタッパーで漬け込むなら、

空気が入るスペースが少なくなる浅型がおすすめ。

フタやラップは必須です。

 

袋型のジップロックなら、

新しいジップロックを使って、

食材を入れた後

空気を抜いてチャックシールを止めるだけで

「清潔な密閉容器」で作れるので簡単ですね。

 

 

季節を問わず、冷蔵保存は絶対!

 

卵に付着している「サルモネラ菌」は

低い温度でも増殖します。

 

牛乳に関しても常温保存はできない食材なので、

必ず冷蔵保存で漬け込みましょう!

 

「冬場は涼しいから大丈夫」

なんてことはありません!

 

季節を問わず、冷蔵保存してくださいね。

 

 

しっかり中まで火を通す

 

食中毒の原因である「サルモネラ菌」は、

熱に弱く、加熱することで死滅します。

 

フレンチトーストを焼く際は、

75度で1分以上、または65度で5分以上火を通しましょう

 

卵液はパンの中までよく染み込んでいるので、

しっかり中まで火を通すことが重要です。

 

また、フレンチトーストは火が通っていても、

中はプリンのような仕上がりになります。

 

一瞬、半生のように感じますが、

蓋をしてじっくり加熱していれば大丈夫。

 

弱火で両面5分ずつ、蓋をして焼くことで

しっかり中まで火を通りますよ。

 

 

夜仕込んで朝焼く!なるべく早く食べきる!

 

卵液に浸した状態で、

長時間放置するのはNGです!

 

冷蔵保存をしていても、長時間放置することで

食中毒の危険性が高まってしまいます。

 

夜仕込んだものは、

次の日の朝には焼きましょう

 

そして、できたフレンチトーストは

なるべく早く食べきってくださいね。

 

一晩漬け込むのが心配なら食べる前に漬け込みましょう!使える時短技とは?

 

もし、一晩漬けておくのが心配なら

食べる前に漬け込むのがおすすめです。

 

フレンチトーストは

卵液をパンに染み込ませるのに時間がかかりますが、

ちょっとした工夫や、時短技を使うことで

簡単にフレンチトーストを作ることができます。

 

卵にはたくさんの危険が潜んでおり、

食中毒によって引き起こされる症状もさまざまです。

 

特に、子供も大好きなフレンチトーストは

安全においしく食べたいですよね。

 

 

我が家はこの事件を知ってから卵には気を付けています

 

あなたは、

ギラン・バレー症候群」を知っていますか?

 

10万人に1人か2人の割合で発症するとされる神経疾患。
主に筋肉を動かす運動神経が異常をきたし、手足に力が入らなくなるなどの症状が起こる。

通常、細菌やウイルスから体を守るために作られる抗体。
だが、ギラン・バレー症候群になると…その抗体が誤作動を起こし
自分の末梢神経を攻撃してしまう。

これにより痺れや筋力の低下。
進行すると、やがて麻痺など、症状は長期的に及ぶことになる。

引用:日テレ 世界仰天ニュース

 

実は、

この病気はある細菌に感染することで発症します。

それが、食中毒の原因でもある

カンピロバクター」です。

 

カンピロバクターは、

十分に加熱すれば死滅する食中毒菌です。

 

世界仰天ニュースで放送されたこの方は、

消費期限の切れた卵サンドを食べたことで

ギラン・バレー症候群を発症したと考えられています。

 

原因は、夏場にカバンに入れた放置して

賞味期限が切れた卵サンドを食べたこと。

そして食中毒を引き起こし、

カンピロバクターに感染したのです。

 

たまごは

  • 冷蔵保存
  • しっかり火を通す
  • なるべく早く食べる

の大切さがわかりますね。

 

安くておいしくて身近な卵ですが、

適切に調理しないと

危険だということがわかる一例です。

 

 

フレンチトーストの浸す時間を短縮するレシピとは?

 

フレンチトーストの浸す時間を短くするには、

電子レンジを使用します!

 

ポイントは2つ!

フォークでパンに穴をあけること。

卵液に浸した状態で500wで30秒加熱すること。

 

一度加熱したら、

ひっくり返してもう一度30秒加熱してください。

 

そのあとは、いつも通りフライパンに

バターをしいて焼くだけです。

 

電子レンジを使うことで、

食パンに卵液がよく染み込み、

まるで一晩漬けこんだような仕上がりになります。

 

詳しいレシピはコチラ↓で確認して下さい。

電子レンジで時短 とろとろフレンチトースト

(レシピサイトkurashiruが開きます)

 

卵液を温めることで

パンへの染み込みが早くなるので、

卵液を電子レンジで温めてからパンを浸す

というレシピもありますよ。

 

お好みの方で試してください。

 

ただし、

卵液を温めすぎると固まってしまうので、

気を付けてくださいね。

 

フライパン無し!レンジだけで作る超簡単フレンチトースト

 

朝食に!

子どものおやつに!

少量をパパっと作りたいときは

電子レンジだけで作れる

簡単レシピもありますよ。

 

詳しいレシピはコチラです↓

レンジで90秒!子供が喜ぶ超簡単フレンチトースト

(レシピサイトつくりおき食堂が開きます)

 

食パンを小さくカットする・耳を落とすと、より浸みやすくなる!

 

食パンを一枚そのまま使うより、

小さくカットすることで時短になります。

 

吸収面が小さくなるので、

より早く全体に

卵液が染みわたるのです。

 

また、食パンの耳は卵液の吸収が遅いので

耳を落とすことでも、

浸みこみが早くなりますよ。

 

 

まとめ

 

いかがだったでしょうか。

 

フレンチトーストに使う卵や牛乳には

食中毒の危険性が潜んでいます。

 

一晩漬け込む際は、

注意点を守って

おいしいフレンチトーストを作りましょう。

 

忙しい朝でも簡単に作れる時短技も

ぜひ活用してみてくださいね。

コメント