オリーブオイルの選び方は?賞味期限はある?

食べ物

 

日々の料理に使ったり、

健康のために飲んだりと

欠かせない存在になってきた

「オリーブオイル」

 

せっかく取り入れるなら美味しくて

体に良いものを選びたいですよね。

 

今回は、

そんなオリーブオイルの値段の違いや

賞味期限について紹介していきます。

 

ぜひ、オリーブオイルを買うときの

参考にしてみてくださいね。

 

 

なぜオリーブオイルの価格には幅があるの?

 

スーパーなどで

値段がピンからキリまである

オリーブオイルを見て、

一体どれが良いものなのか

迷ってしまうことはありませんか?

 

なぜ、こんなにも価格に

幅があるのでしょうか?

 

 

国際基準のオイルか国内基準のオイルかの違い

 

まず、ひとつめに

基準の違いによる価格の差です。

 

日本では販売されているオリーブオイルは、

大まかに「国際基準」か「国内基準」で

分けられているのをご存じですか?

 

オリーブオイルには、

国際オリーブ協会(IOC)と呼ばれる

「国際機関が定めた基準」があり、

品質によって厳しく

グレード分けされています。

 

しかし、

日本はこのIOCに加盟しておらず、

独自の「国内基準」があります。

 

この国内基準だと、

グレードの低いオリーブオイルでも

「エキストラバージン・オリーブオイル

(EVオリーブオイル)」を

名乗って販売できてしまうのです。

 

オリーブオイルは、

とても生産コストのかかる商品であり、

IOCの基準をクリアしている

EVオリーブオイル=大きな手間が

かかっている商品ということ。

 

IOC認定のEVオリーブオイルなら、

100ml300円以上はするものと

思って良いでしょう。

 

もちろん、なるべく価格をおさえようと

努力している企業もありますが、

あまりにも安い価格のものは

「それなりの理由がある」ということです。

 

国際オリーブ協会(IOC)基準の

オリーブオイルについては、

こちらの記事で詳しく解説しています。

 

 

 

産地の物価・人件費の違い

 

次に産地の物価や

人件費の違いが挙げられます。

 

まず、オリーブオイルの

世界三大産地と呼ばれるのは、

イタリア・スペイン・ギリシャですが、

こういった生産地による物価の違い

 

そして、手摘みで丁寧に収穫し、

手間をかけた方法で

オリーブオイルを作る場合

機械を使用して大量生産されたものと比べて

価格は高くなるというわけです。

 

 

生産地の知名度による違い

 

前述したとおり、

オリーブオイルの世界三大産地は、

イタリア・スペイン・ギリシャです。

 

同じイタリア産でも地方により特徴が異なり、

それぞれの地方で

バラエティー豊かな風味を楽しめます。

 

また、比較的低価格でも

品質の良いスペイン産、

人気の高いギリシャのクレタ島産など、

こういったそれぞれの生産地の知名度による

価格の違いが出てきているわけですね。

 

 

輸入方法や管理コストによる違い

 

オリーブオイルの

品質を落とさず輸入するには、

手間もコストもかかります

 

鮮度や品質に影響が出るため、

適温に保つ、輸入までの所要時間を

あまりかけすぎないなど。

 

温度を保っていたとしても、

船便であれば1カ月は優にこえるでしょう。

 

新鮮さを保つために空輸したものは、

やはりそれなりの値段がつけられています。

 

その管理費を削れば価格はおさえられますが、

その分品質が落ちてしまうのは

仕方がないことかもしれませんね。

 

 

安い油を混ぜた偽装品も……

 

イタリアなど有名な場所が

産地としてラベルに書かれていても、

アメリカ産などの安いオリーブオイルが

混ざった商品も存在しているようです。

 

中にはオリーブどころか、

ピーナッツオイルや大豆油などが

混ぜられた偽装品も。

 

安いという理由だけで商品を選ぶと、

こうして偽装されたものや、

劣化が進んだものの可能性があるので、

気をつけたいものです。

 

 

オリーブオイルを買うときの注意点はある?選び方とは?

 

では、オリーブオイルを買うとき、

どうやって選ぶのが良いのでしょうか?

 

もちろん、

ラベルで品質をチェックするのも良いですが、

ここでは具体的な他の方法をご紹介します。

 

 

大容量は避けて、賞味期限内に使い終わるサイズを選ぶ

 

まず、大容量は避けましょう

 

オリーブオイルは、

一度開封してしまうと空気に触れて

どんどん酸化が進んでしまいます。

 

遮光性の高いガラス瓶に入っていたとしても、

2〜3カ月で使い切れるサイズが良いですね。

 

あまり使わない場合や家族が少なければ、

空気に触れにくい使い切りタイプのものや、

ミニボトルなどもおすすめです。

 

 

プラ容器のものは避ける

 

プラスチック容器は、

光だけでなく酸素も通しやすいため、

酸化するのが早いと言われています。

 

プラ容器に黒や緑の色がついていたとしても、

酸素は通過し、劣化を早めてしまいます。

 

できればガラス瓶に入ったものを

選ぶようにしましょう。

 

 

専門店などのテイスティングで匂いが変だと思ったら避ける

 

オリーブオイルの専門店などであれば、

テイスティングが

できるところもあるでしょう。

 

そう言った場所で、

匂いが変だなと思った場合も

避けた方が無難です。

 

こちらもやはり

酸化している可能性があるからです。

 

しかし、商品独特の匂いであり、

時間を置くと香りが落ち着く品種も

あるそうなので、専門店の店員さんに

尋ねてみるのが良いかもしれませんね。

 

 

オイルの色が透明なのはオリーブオイルではない可能性高

 

オリーブオイルといえば、

緑や黄色のイメージがありませんか?

 

この色の違いは、

オリーブの実を搾油するタイミングで

違うと言われています。

 

実が若いうちに搾油すると緑色、

実が熟してから搾油すると

黄色や金色といった色になるようです。

 

そういった色であれば良いのですが、

オイルの色が透明のものは

オリーブオイルではないかもしれません。

 

遮光ビンに入っていて

色がよくわからない場合もあると思いますが、

他のオイルと混ぜた偽装オイルの

可能性が高いので注意が必要です。

 

 

国際基準のオリーブオイルがいいなら認証マーク付きを選ぶ

 

最後に、選び方のポイントとして

国際基準を満たしたオリーブオイルに

こだわるのであれば、

「認証マーク」がついている商品を

選びましょう

 

認証マークは海外のものも入れると

さまざまなものがありますが、

おすすめなのは

「日本オリーブ協会(JOA)」のマークです。

 

(画像は日本オリーブ協会HPよりお借りしています)

 

IOCに加入していない日本ですが、

この日本オリーブ協会(JOA)は

日本で唯一IOCに加盟している団体組織です。

 

このマークがついていれば、

国際基準を満たした

オリーブオイルといえるので、

判断の目安にしてみてくださいね。

 

JOAやその他の認定マークについても、

こちらの記事で詳しく解説しています。

 

 

 

オリーブオイルが酸化するとどうなるの?賞味期限は?

 

では、オリーブオイルが酸化すると

一体どのようになるのでしょうか。

 

また、できるだけフレッシュな状態の

オリーブオイルを取り入れるためには、

保存方法や賞味期限のチェックも大切です。

 

ここでは、酸化するとどうなるか、

そして、賞味期限や保存方法について

見ていきましょう。

 

 

味・ニオイが・色が変わる!

 

オリーブオイルが光や空気に触れると

味や匂い、色に変化が表れます。

 

また高温の状態でも酸化が進み

品質も低下してしまいます。

 

酸化したものを取り入れた場合、

胸焼けを起こしたり

気分が悪くなったりする場合も。

 

比較的酸化に強い油といわれていますが、

賞味期限切れや保存状態が悪いものは

酸化が進むのが早くなっているので

気をつけたいところですね。

 

 

オリーブオイルの賞味期限・保存方法は?

 

では、オリーブオイルの賞味期限と

保存方法について解説しますね。

 

賞味期限はオリーブを積んでから瓶詰後、

大体12〜18カ月とされています。

 

しかし、開封すると酸化は

どんどん進行していくので、

早めに使い切るようにしましょう。

 

開封したオリーブオイルの酸化を防ぐために、

保存方法にも気をつけてください。

 

オリーブオイルを保存するときは、

常温で暗い場所を選びましょう。

 

直射日光はもちろんNG。

 

蛍光灯の光にも紫外線が含まれているので、

光の届かない置き場所にするか、

アルミホイルなどで包むなど

工夫してみてくださいね。

 

また、高温にも弱いので、

コンロ周りは避けましょう

 

 

オリーブオイルが固まった?!戻し方は?

 

冷蔵庫など低温の場所や、

冬の寒い日などは、

オリーブオイルが固まって

白く濁ってしまう場合があります。

 

しかし、これはオイルの成分が

低温により固まってしまう現象です。

 

決して悪いものではないので

安心してくださいね。

 

元の状態への戻し方ですが、

常温の暗所に置いて戻しましょう

 

暖かい場所やお湯につけると早く戻りますが、

前述したように高温に弱いため、

酸化が進んでしまう恐れがあります。

 

少し時間はかかってしまいますが、

元通りに使えるようになるので

お試しくださいね。

 

 

まとめ

 

オリーブオイルの選び方と

賞味期限などについてご紹介しましたが、

いかがでしたか?

 

品質の良いオリーブオイルを

購入するためには、

今回ご紹介した方法を

ぜひ参考にしてみてください。

 

そして、

フレッシュで美味しいうちに使い切れるよう、

早めの消費を心がけましょう。

 

ぜひ自分好みのオリーブオイルを

探してみてくださいね。

 

 

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