夏野菜の1つであるオクラ。
小ぶりながらも、
その栄養は豊富です。
切るとねばねばするので、
納豆に入れたり、
サラダにしたりして
食べたりしますよね。
しかし、オクラを生で食べるのは
危険だといわれています。
オクラを生で食べたらどうなるの?
どのくらい危険?毒はある?
どうやって食べればいいの?
この記事ではそんな悩みを解決します。
オクラは「板ずり」と呼ばれる下処理を
しっかりすれば
食べても危険なことはありません!
その方法もあわせて紹介します。
オクラは生で食べられる?危険?生で食べたらどうなる?
「オクラは生で食べると危険」
そんな話を聞いたことありませんか?
茹でてから食べるのが一般的ですが、
ちゃんと下処理をすれば
オクラは生でも食べられます。
では、下処理をせずに
オクラを生で食べると
どうなるのでしょう?
①お腹をこわすことがある
オクラの種にはアブシン酸が
含まれています。
アブシン酸には、
酵素の働きを弱める効果があり
体内の消化器官の働きが
抑制されてしまいます。
そのため
オクラを生で食べると
消化不良になり、
腹痛や下痢を引き起こすのです。
また、野菜の中でも
オクラは食物繊維も豊富なので
消化器官に負担がかかる食材でもあります。
生で食べると、
火を通したときよりも
消化に時間がかかるので
お腹を壊したり、
ガスが溜まったりする原因になります。
②口の中や周りがかゆくなることがある
オクラを食べて
口の中や周りがかゆくなるのは、
オクラの産毛が原因なんです!
新鮮なオクラの産毛は
痛いくらいチクチクしていますから。
産毛には農薬や雑菌が付着しており、
これをしっかり洗い流すことも大切です。
また、単純に産毛がチクチクして
かゆくなるだけではなく、
アレルギー症状を引き起こすこともあります。
口の中や唇、その周辺がかゆくなるのは
口腔アレルギーの可能性もあります。
口腔アレルギーの場合は
生食は避けましょう。
オクラは水で洗うだけでは危険なので、
しっかり下処理をしてから
食べてくださいね!
乳幼児や胃腸の弱い人は生食は避ける!
乳幼児や胃腸の弱い人には
オクラの生食はお勧めしません。
①で述べた通り、
オクラの種は消化しにくく、
また、オクラを生で食べることで
茹でて食べるときよりも
食物繊維の消化にも時間がかかります。
ですので、
胃腸が弱い人や
胃腸の発達が未熟な乳幼児は
お腹を壊す可能性が高くなります。
特に種は小さくても
消化しにくいため
乳幼児や胃腸の弱い人は
その影響を非常に受けやすいです。
生食をしたい場合は
種を取り除いたり、
少量したりするなど工夫をしましょう。
新鮮なオクラなら生食も可能!生のオクラっておいしいの?
新鮮なオクラであれば、
生で食べることは可能です!
加熱処理してしまうと、
栄養だけでなく
オクラ特有のねばねば成分も
減少してしまいます。
生のオクラはシャキシャキで
いつもと違った味わいですよ!
Twitterでは「赤オクラは生で食べられる」
というツイートがたくさんあります。
生オクラのレシピもあるんですね~
おいしそう!
オクラの生食は新鮮なもの限定です。
家庭菜園で育てたオクラなら
間違いなく新鮮!
生で食べられるのも家庭菜園の特権ですね!
オクラを生で食べるにはどうしたらいい?食べ方は?
オクラの生食は危険
といわれていますが、
板ずりという下処理をすれば
生で食べることができます!
生で食べるときのポイントを紹介します。
オクラは必ず新鮮なものを選ぶ!選ぶときのポイントは?
オクラは新鮮なものを選びましょう。
スーパーの産直コーナーなどで
「朝採り」になっているものなら安心ですね。
選ぶときのポイントは4つです。
・産毛がたくさんある
・色鮮やかなもの
・ガクがしっかりしている
・成長しすぎてない
オクラは成長しすぎると硬くなります。
硬くなったオクラは
生で食べるのには不向きなので避けましょう。
柔らかくてハリがあるものがいいですね。
大きさは10cmくらいのものがベストです。
生で食べる時は下処理を!下処理の方法とは?
オクラを生で食べる時は
必ず下処理をしましょう。
下処理の方法はとても簡単!
1,オクラを水で洗う
2,まな板の上にオクラを並べ、塩を振りかける
3,オクラの上に手を軽く乗せてころころ転がす
4,塩を水で洗い流し、ガクを落とす
この方法を板ずりといいます。
これでオクラの産毛を
キレイにとることができます。
産毛を取ると
チクチクしなくなるので
食べたときの食感が良くなります。
また、表面が柔らかくなるので
煮物などに使う場合には
味も染み込みやすくなりますよ。
オクラを生で食べるには?食べ方・レシピを紹介!
オクラを生で食べるときに
おすすめのレシピを紹介します!
生オクラにマヨネーズをかけてかじる!
だけでも美味しいのですが、
バリエーションが欲しい方は
参考にしてみてくださいね。
茹でたり、炒めたりする手間が無いので
忙しいときでも
あっという間に作れますよ。
生オクラの和え物
歯ごたえがよく、
粘りも強いので
オクラ本来の味を楽しめるレシピです。
作り方は
下処理をして味付けをするだけで
とってもかんたん。
他のレシピにもアレンジができますし、
もう一品ほしいときにもすぐ作れますよ!
刻み生オクラ納豆
「オクラと納豆」の
定番組み合わせレシピ。
オクラのねばねばは
夏バテ予防になります。
納豆と合わさって栄養も満点です!
下処理をするだけで作れちゃう
夏におすすめの簡単レシピです。
オクラの和風サラダ
同じ夏野菜であるトマトやきゅうりと
合わせていただくサラダレシピ。
しょうがを使った味付けで、
暑い夏にピッタリの
さっぱりサラダです。
生でも食べられる!オクラの和風サラダ by delish kitchen
生オクラのオイルソース
生オクラを
にんにくやオリーブオイル等と和えて
ソースとして使うレシピ!
めっちゃおいしそう!
ソースなので
カツオのタタキ以外にも
いろいろなものと
組合せできそうですね。
まとめ
オクラは産毛の下処理をすれば
生で食べることができます。
ただし、新鮮なものを選んでくださいね。
加熱したものとは違って、
生のオクラは
独特の歯ごたえとねばねばが特徴です。
栄養価も高く、夏バテ防止にもなります。
生オクラを使ったレシピは
どれも簡単であっという間にできるものばかり。
納豆や長いもなど
同じねばねば食材に入れたり、
サラダや和え物にしたりできる万能食材です。
ぜひ、日々の献立に
取り入れてみてくださいね。
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