温泉施設やサロンなどで見かけることの多い
「アカスリ」を体験したことはありますか?
アカスリとは、
タオルやブラシなどで肌をこすり、
皮膚の表面についている老廃物を
取り除く美容法です。
そんなアカスリですが、
一般的にどの程度垢が出るものなのか
気になりますよね……?
また、自宅で行う場合、
毎日しても良いものなのでしょうか?
今回は、アカスリを行う際のデメリットや
注意点を中心に解説していきます。
お店でのアカスリに興味があるけれども
まだやったことがない方や
アカスリ後に肌が荒れてしまった方に
オススメの記事です。
私の垢の量は多い?!茶色の垢は汚れが溜まっている?
垢の量や色は、もちろん個人差がありますが、
お店で「多い」「溜まっている」
などと言われると、
気になってしまいますよね。
しかし、初めてのアカスリでは量が多く、
また茶色や黒っぽい垢が
出ることが多いようです。
でも大丈夫ですよ!
お店の人は慣れていますし、
なによりキレイになるために
施術してもらっているので、
気にしないことがいちばんです。
定期的に通い続けることで、
色もベージュっぽくなっていったり、
量も減っていく人が多いようですよ。
気にせず「劇的に効果があった!」と
ポジティブにとらえてくださいね。
アカスリのデメリットとは?
美容だけでなく、
疲労回復などにも効果があるアカスリですが、
もちろんデメリットも。
肌をキレイにする目的のはずが、
逆効果になってしまった……
なんてことにならないように、
アカスリを行う場合に覚えておきたい
注意点を一緒に見ていきましょう。
アカスリの頻度が多すぎて肌荒れする
もっとも気をつけたいのが、
アカスリの「やりすぎ」です。
アカスリをやりすぎてしまうと、
肌に必要な角質まで落としてしまい、
かゆみや痛みなどの
炎症を起こしてしまう恐れがあります。
特に敏感肌や乾燥肌の方は
注意してくださいね。
アカスリによる効果を感じたり、
気持ちが良かったりすると
頻繁にやりたくなりますが、
日を空けるようにしましょう。
自宅でやる場合も、
毎日アカスリするのはNGですよ!
強くこすりすぎて肌荒れする
肌は摩擦に弱いもの。
洗いすぎは、肌をすこやかに保つための
バリア機能をも洗い流してしまうので
注意が必要です。
皮膚が丈夫な人でも、
こすりすぎてしまうと肌を傷つけ、
肌荒れしてしまう可能性があるので、
くれぐれも気をつけてくださいね。
スベスベ=アカスリのやりすぎなことも!肌荒れするメカニズム
アカスリをすると、
肌がツルツルスベスベになった!
……それは、角質層すべてを
こすり落としてしまっているかもしれません。
(画像はSunsoritホームページよりお借りしました)
角質層とは、皮膚の表面に
角質が幾重も重なった層のこと。
肌の新陳代謝により、
皮膚の内側から角質が押し上げられ、
古くなった角質が角質層の上から順に
自然に剥がれ落ちていきます。
これを肌の「ターンオーバー」と言います。
アカスリは、この古くなり不要になった角質を
自然に剥がれ落ちる前に落とす美容法ですが、
やりすぎると本来必要な角質層も
削ってしまう恐れがあります。
角質層は、肌表面を保護する
バリア機能の効果ももっているため、
角質層をすべて削ってはいけません!
一見、スベスベになったかのように見えますが
肌トラブルを引き起こす原因になります。
キレイになったなと思えても、
ヒリヒリしたりかゆみを感じたり
垢すり後に肌荒れしたりする場合は
要注意です。
自宅でアカスリするならかかとやひじなど部位限定で!
自宅でアカスリ用のタオルなどで
こすり洗いすると、
さっぱり洗った気分になり
気持ちが良いですが、
実は肌にとても負担がかかっています。
特に刺激の強いタオルやブラシは、
肌を摩擦で傷つけてしまいがち。
必要な皮脂を洗い流して、
乾燥肌になってしまうかもしれません。
自宅でやる場合は、
かかとやひじ、ひざなどの
皮膚がかたくなりがちな部分に
留めておきましょう。
アカスリで肌荒れをしないためには?アカスリしてもらうときの注意点!
ここまで、アカスリを行う場合の
デメリットについて主に説明してきました。
ここからは、
お店でアカスリをしてもらう場合の注意点や、
アカスリの効果をもっと引き出すための
ポイントをご紹介します。
どれも簡単に意識するだけのものなので、
施術前にぜひやってみてくださいね。
アカスリの頻度に注意
前回のアカスリから、
日が近くはありませんか?
最低でも、前回の施術から
2週間は開けましょう。
敏感肌や乾燥肌の人は、
2週間以上は日を置くようにしてくださいね。
また、年齢が上がるほど、
皮膚が生まれ変わるターンオーバーに
時間がかかると言われています。
年齢を重ねたら、
1ヶ月に1回ほどを目安にすると良いでしょう。
温泉施設ならアカスリ前に温泉に浸かる
アカスリの施術を受ける場所が
温泉施設であれば、
施術前に湯船に浸かるとより効果的です。
身体を温めることにより、
肌が柔らかくなり、
皮膚の表面に古い角質が浮き、
垢が落ちやすくなるという仕組みです。
汗がじわりと出るくらい
温まると良いでしょう。
あまり熱すぎる温度は
肌を痛めかねないので、
気をつけてくださいね。
アカスリ前にボディソープで体を洗わない
アカスリ前に、石けんやボディソープで
体を洗わないようにしましょう。
ボディソープなどに含まれる保湿成分が
肌に膜を張り、
アカスリの効果を妨げてしまう
可能性があります。
また、髪をシャンプーで洗うのもNGです。
洗い流したシャンプーが体をつたい、
肌についてしまう可能性があります。
湯船で体を温めるだけにしておきましょう。
アカスリ後は保湿する
アカスリ後は、肌もダメージを受けています。
何もせずそのままでいると、
かゆみや肌荒れを起こる可能性があるので、
アカスリ後はボディクリームや
ローションを使用して保湿を行いましょう。
お店であれば、アカスリ後に
オイルトリートメントをしてくれるところが
多いと思いますが、
そういったサービスがないお店や、
帰宅後にお風呂から出たときなど、
肌が乾燥してしまう前に保湿してくださいね。
アカスリは基本全裸なので恥ずかしい人は事前によく調べて!
アカスリをやってもらう場合、
タオル一枚であったり、
紙パンツがあったりと
場所によってさまざまですが、
基本的に裸が前提です。
中には、完全に全裸のところも
あるようですね。
また、大抵は個室になっていますが、
そうでない場所もあるかもしれません。
恥ずかしいと感じる人は、
どういった方法や場所で施術が行われるか、
事前によく調べて行くと良いでしょう。
まとめ
美容や健康などさまざまな効果が
期待できるのが魅力のアカスリ。
しかし、やりすぎは肌に対する負担が大きく、
肌トラブルを起こしてしまうかもしれません。
2週間〜1ヶ月に一度の頻度で
行ってみてくださいね。
また、垢の量が多かったり、
色がついていたりしても、
続けることにより改善していくので、
心配しないで大丈夫。
アカスリをすると、体だけでなく、
心もリフレッシュできます。
ぜひ、施設やサロンのプロにお願いして
アカスリを体験してみてくださいね。
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