小学生になると、
学期の終わりに通知表を持ち帰りますよね。
そんな通知表に
「保護者からのコメント欄」がある場合、
学校や先生に向けたコメントを
記入しなくてはいけないことがあります。
この「コメント欄」
……いったい何を書けば良いのでしょうか?
今回は、
そんな通知表のコメントの書き方について、
具体的な例文を挙げながら解説していきます。
初めて書くことになった方も、
毎回何を書いて良いかわからない方も、
ぜひ参考にしてみてくださいね。
通知表の保護者からのコメント欄の書き方
通知表の保護者からのコメント欄は、
本来「中身を確認した」ということを
学校側に伝える役割があります。
基本的に書き方にルールはなく、
きちんとしたコメントを書かなくては……と
気負う必要はまったくありません。
しかし、いざ書くとなると
途方に暮れてしまう方も
いらっしゃるのではないでしょうか。
ここでは、どういったことを書けば良いのか
具体例を挙げていきますね。
基本の型
まず、
基本の型(テンプレート)をご紹介します。
以下の4つの構成を参考にしてみてくださいね。
② 通知表への感想
③ 家庭での様子など
④ 締めの言葉
この流れで書いていけば、
スッキリとまとまったコメントになりますよ。
1項目に1文を目安にしてくださいね。
次からは、
各項目の具体的な例文をご紹介します。
① お礼の言葉
コメント欄の書き出しですが、
まずは担任の先生へ日頃の感謝を伝えましょう。
短くても良いので、
お礼の気持ちを伝えてくださいね。
最初に普段からお世話になっていることに
感謝を伝え本題に入ると、
キチンと感が出ますよ。
・いつも温かく見守っていただきありがとうございます。
・お世話になります。いつも先生のおかげで楽しい学校生活が送れているようです。ありがとうございます。
② 通知表の内容への感想
次に、通知表の内容の感想を
簡潔に述べると良いでしょう。
先生からの所見が書かれていると思うので、
そのコメントに対する返事でも良いですね。
・学校ではしっかりあいさつができていることを知り、嬉しく思います。
・苦手な教科でも良い結果が出ていて、がんばったのだなと嬉しく思います。
③ 家庭での様子など
家庭でどのように過ごしているかも
簡単に伝えると良いですね。
先生は、主に学校生活の面しか
把握できないため、家での様子を
保護者が伝達すると良いでしょう。
子どもの成長を学校と家庭で
共有するための大切な要素です。
大まかなトピックに分けた例文を
下記でご紹介するので、
参考にしてみてくださいね。
勉強のこと
・以前より集中力がつき、勉強時間をしっかり取れるようになりました。
・声をかけなくても、宿題に取りかかれるようになりました。
習い事や部活のこと
・朝練も欠かさず毎日参加しています。
・習い事のピアノがとても楽しいようです。
お手伝いなど家庭での過ごし方
・寝る前の読書が習慣になっているようです。
・ゲームやスマホも決められた時間内でできています。
休み中のできごとやがんばったこと
・冬休み中は、大掃除を一緒にがんばってくれました。
・休み中も規則正しい生活ができました。
これからの目標
・怪我や病気をせず、毎日元気に登校できたらいいなと思っています。
・新学年になっても、集中して勉強ができるよう家庭でもサポートしていきたいと思います。
④ 締めの言葉
締めの言葉があるかないかで、
コメントの印象が違ってきます。
簡単な一言で構いませんので、
末尾に締めの言葉を入れましょう。
・今後ともよろしくお願いいたします!
・◯学期もよろしくお願いいたします。
・今年度はありがとうございました。
コメント内容は前向きに!
通知表に書いてあることは、
もちろん子どもも目を通します。
子どものがんばりや性格を
否定するような内容や、
先生へ対するマイナス意見などはNGです。
通知表は長く保管して、
子どもが大人になったときに
見返す可能性もあります。
「自分のことを
よく考えていてくれていたんだな」
と思える前向きなコメントを
書きたいものですね。
通知表のコメントを書くのは親も先生も大変!
保護者は、毎回通知表の
コメント欄を書くのも一苦労……。
先生もクラス人数分の通知表を用意するのは、
本当に大変な作業かと思います。
そんなことなら、
コメント欄なんてなくても良いのに……と
思う方も中にはいるかもしれません。
しかし、コメント欄は学校と家庭をつなぐ
大切な役割を持っているんですよ。
ぶっちゃけ家庭からのコメントで①と④のみもアリ
ここまで、
キチンと感を出すための文例を挙げてきましたが、
みんながみんな、
例文のようにきれいにまとまった文章を
記入しているのか?というと、
ぶっちゃけ
①お礼の言葉+④締めの言葉だけ
という保護者もいますので安心してくださいね。
文章考えるのが苦手で…
どうしても書く時間がない!!
という方は、少しアレンジして……
下記のような文面はいかがでしょうか?
そこまでキチンと書かなくて良いけども、
印鑑やサインのみは気が引ける……
という方にオススメの文章です。
保護者や子どもは先生からのコメントを楽しみにしている!
小学校は、幼稚園や保育園のときほど
連絡帳で普段の様子を伝えてはくれません。
先生と保護者が顔を合わせる機会も
それほど多くないので、
通知表は学校生活での子どもの様子が知れる
大切なツールです。
科目判定欄だけだと味気ないですが、
先生のコメント欄があると
「学校ではそうなんだ!」と、
子どもの一面を知ることができますよね。
また、コメント欄で
先生にほめられたりすると、
子ども自身も嬉しい気持ちになります。
あなたも子どもだった頃、
そんな経験はありませんか……?
先生が通知表を作るのに大変な時間を割いていることを知っておいて!
先生も大変な時間をかけて
通知表を作ってくれていることを
知っておいてください。
子どもたちひとりひとりの記録を見て、
わかりやすい文章で伝えるという作業は、
とても骨の折れる仕事です。
保護者から見れば先生とは一対一ですが、
先生は一対多の状態です。
このことを理解しておけば、
保護者からのコメント欄に書く言葉も、
おのずと感謝の言葉が
出てくるのではないでしょうか。
まとめ
今回は、通知表の保護者からの
コメントの書き方を中心にお伝えしました。
どんなコメントを書けばいいか毎回困るという
保護者の方もいると思いますが、
難しく考えなくても大丈夫ですよ。
上手な文章でなくても構わないので、
連絡帳を書くような気持ちで
書いてみましょう!
ぜひ、学校と家庭をつなぐコメント欄を
上手に活用してみてくださいね。
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